はじまりはじまり。
僕等はなんでこんな世界に迷い込んでしまったのだろう。
昼も夜も、夏も冬も、ずーっと机にしがみついて。
家族。友人。恋人までも置き去りにしてまで突っ走ってきたはずなのに。
ふと気付けば既に自分の手には、何も残ってないことに気が付いて。
何を作ろうとしてきたんだろう。
僕等は何をやりたかったんだろう。
今からでも遅くない。できることから始めてみよう。
何がしたいのか。もう一度探してみよう。
邪魔なもの?そんなものThroughしてしまえばいい。
僕等の求めるモノを。もっぺん探してみようよ・・・。
「ママー。あそこにヘンな人がいるよー」
「メッ!キチガイに目を合わせるんじゃありません!こっち来なさい!」キチガイ言うなーっ!こっちだって前フリのためとは言え好きでこんな歯の浮くセリフ言いたかねーわーっ!
こほん。失礼しました。
という訳でいきなりベタな入り方をしてしまいましたが。何の前振りも無く新たな隔離棟、スタートでございます。
前々から(特に去年(2002年)にデスマはまったあたりから)、いわゆるソフトウェア開発、それも技術云々ではなく、いわゆる人間系とか組織系とかのお話を突っ込んで書いてみたいなぁという欲求はありまして。
それに加えてこの数年世間をお騒がせしてるeXtreme Programing(XP)に首根っこをずぶりと掴まれた、という事情がプラスしたこともあって。これはともかく書かなきゃいかんだろ、と根拠の無い義務感(笑)は結構積もりに積もってたんですな。
ただ、本館(素晴らしきこの世界)でそこまでディープなネタをやっても読者さん付いてこれるんかしらという不安もありましたし。デスマネタでもかなりひかれたもんな(笑)。私自身書くにしても何を書くの?XPのこと?それとも開発全般のこと?みたいな絞り込みがイマイチできなかったので、これまでずるずると先延ばしにしてきた、というのがあったんです。
じゃあこうやって今プロローグ書いてるということは、やっと指針決まったの?ということになるんですが。
じぇんじぇん決まってません(笑)。例の如く当てずっぽうの開き直り見切り発車です。先延ばしした意味ねぇじゃん>俺。
まぁただ、書きたいネタとしては随分と溜まってきたかな、という実感がやっと出てきましたので、とりあえず始めちゃって良いかな、てな具合に今頃今更の開始ということになりました。
ですので・・・まぁとりあえずは書いてみますよ。XP絡みもありつつ、デスマ読み物もありつつ・・・という感じかな?正確な記述とか深い思想とかはとりあえず既に数多のカシコな人達が沢山書物文献を出してますのでそちらにおまかせすることにしまして。すきま家具の如く細かいネタを拾いながら、寒い小ネタも挟みつつ(自分で言うな)文章書き散らせればいいかな、という感じですのでお暇な方はどんぞお付き合いくださいませ。
あ、ちなみに今回のタイトル「Through」つーのは、例の如くThe Castanetsの楽曲タイトルから拝借させて頂きました。今回どうしようか迷ったんですけどねー。これまでのタイトル=お気に入りの曲タイトル、というスタイルは継続したかったのと、去年の一番地獄見た時期に行き帰りの電車の中で聞いてた曲で思い入れがある、ということでこちらを選ばせて頂きました。収録アルバム「Through」共々、機会ありましたらぜひ御一聴下さいませ。まぁ私の場合どうしてもスルーすることよりも後ろから延髄にビール瓶叩き込むことの方が多いのですが。こうゆうスタイルもありということでひとつ。いーんだよ30過ぎていまさら殺す死なす連発する訳にもいかねーんだよ(笑)。
という訳で以下は差し当たってのごちゅうい点とかをダラダラと。
・隔離棟、いう扱いをさせて頂く以上、どうしても読者対象を限定してしまう、ということが起こりえると思います。気分次第ではイチから説明するなんてこともあるかもしれませんけど(をい)、基本的には初級抜きのいきなり中級・上級向け(またの名を内輪ネタ)的な文章が多くなると思いますのでご了承くださいませ。ちなみにわからんならわからんなりに勝手に解釈して頂いた上で読んで貰う、という酔狂なやり方もありかもしれませぬ。
・例の如くリンクフリーですんで。好き勝手にどんぞ。連絡不要。自分の書いた文章が火種となって議論が広がるってのは、自分の意見の成否を問わず、書き手冥利に尽きることですんでどうぞお気楽に。
・ご意見とか反論とかございましたらhirok@mars.dti.ne.jpまでご一報くださいませ。ありがたく読ませて頂きまする。できるだけお返事はさせて頂くつもりですが、必ずとの保証まではできない点、何卒ご了承を。
という訳で。おおざっぱだけどこの辺でいいかな?
んでは何卒ごひいきに〜。