終わってからじゃ遅すぎる
あーーーーーーーーー!!!
いや特に意味は無いんですけど。なんか叫んでみたかったんで。電車の乗ると突然叫び出す子供かオノレは。
まぁいつのまにやら2004年。時の流れってのは速いもんでして。年々1年が短くなってくっつーの。今からこんなんじゃ70歳になった頃には1年が8秒位に感じるんだろうな。そのボケつまらん。次。
にしてもなんだかんだで2003年もなんだかんだでひどかった、としかいいようがない年でしたなぁ。XP?アジャイル?何それ?の体力勝負。寝る時間以外はカンヅメ。それが終わってもまた次のカンヅメ。カンヅメカンヅメって俺はシーチキンか!と不条理なツッコミを入れたくなってくる程のハイペースに結果的にはなってしまいました。
こんなペースでやってたらまた壊れるのも時間の問題だよなぁ。さすがにいかんだろこれは。体持たん。
つーわけでよいっしょっと。ちょいと一人反省会でもやってみますかーね。紙とエンピツ用意してぇ。とりあえず思いついたこと全部書き出してしまえー。
(5分経過)
んーとね。
(10分経過)
えーとね。
(15分経過)
・・・・・・何があったっけ?小ネタで行数を稼ぐな>俺。
いや、ホント思い出せないっす。頭振り絞っても出てくるのは「忙しかった」「終電帰りだった」「土日潰れた」そんなんばっか。本当はなぜこうゆう結果になったのかってのが重要なハズなのにその根拠となる部分がちーとも出てきません。
てな訳でこれじゃあネタ続きませんな。んじゃ帰りますオツカレ。だから小ネタで行数を(以下同文)。
ただね。その一方でこんなことも思ったんですな。ひょっとしてこれも「繰り返されるデスマーチの原因?」なんてことを。という訳で今回はちょっとこの部分掘り下げてみたく。相変わらず身削ってネタにしてるという説もありますがそれはそれ。
なんで人は凝りもせずデスマを繰り返すのか。挙句の果てにはデスマを勝手に正当化して「デスマがイヤならやめちまえ」な脳ミソ筋肉的物言いが平気でできるようになってしまうのか。
「忘れる」ってのがかなり重要な要素を占めてませんかね?
で、更に言うと「忘れる」の中にもふたつあって。
- 個人としての忘却
- 組織としての忘却
ちょいと細かく見てみましょーか。
まず個人としては冒頭の例がまさにそうだと思うんですが。特に開発者の場合、体力的/精神的に負担がかかることにより、「なぜそうなったか」を考える余裕なんかどこかに吹き飛んじゃう傾向があると思うんですな。
デスマ経験者ならわかるかと思いますが、実際に業務に忙殺されていると日付感覚も時間感覚も見事なまでに全部ぶっ飛びます。終わってから冷静に振り返ってみても「あれ?俺2ヶ月何して過ごしてたんだっけ?」となっちゃう。覚えてるのは肉体的/精神的につらかった、という「感情」だけ。他は頭カラッポ。単なる抜け殻。何にも残ってないんですよマジで。
結局心身共に疲労困憊してしまうことによって、原因を探ること自体二の次三の次に追いやられちゃう。「この場を切り抜ける」という自己防衛モードに入っちゃう。こんな状態で原因を探れ、なんて言われてもそりゃムチャですわな。当の本人は生きることで精一杯になってしまう訳ですから。
原因自体覚えてないんだから対策なんか打ちようがない。そうこうする内に次のデスマ、また記憶喪失の繰り返し。4、5回繰り返せば立派なパンチドランカーの出来上がりです。かくして弱いものは潰され生き残った者だけが猛者として君臨すると。
なるほど、こうやって体力勝負馬鹿が日々育成されていく訳か。
納得すんなよ自分で。
でまぁ本来であれば、自分だけでは目がいかないところを組織でもってサポートするというのが理想なんですけどね。デスマ自体は組織にとっても「百害あって一利無し」な訳ですし。組織として失敗とその対策を共有化し、次の自己防衛に備え・・・られればいいんです。が。
でも残念ながら組織もこうゆう動きはできてませんわな。むしろ現実は全くの逆で「過去のことは忘れろ次だ次」と次の火事場に放り込む組織が如何に多いことか。「人員の空きは組織の損失。待機させる位ならどこかに放り込んでおけ」まだまだこの程度の認識しか持てない馬鹿が闊歩してますから。こうゆうことを決める上司自体が体力戦争を生き残った筋肉馬鹿だったりするともう悲惨。
あとよく話にはでてくるプロジェクト反省会(*1)なんてのも、現場レベルで行われることなんざ皆無に近いでしょうし。せいぜいあるのはプロマネとかが現場のことなーんも知らない客だの役員だのの前に晒されて袋叩きにされる位が関の山。
現場は現場で「打ち上げ」と称して憂さを晴らすべく酒煽って支離滅裂な会話してはい終わり。次の日会社に二日酔いの頭でやってきて「えーと、昨日何話したっけ?」じゃ意味は無い訳で。
これじゃあ失敗を次の成功になんて夢のまた夢ですわね。失敗が次の失敗を産むだけ。まぁ打ち上げ自体にはストレス発散としての存在意義はあると思いますが、それ以上のものではないような気がしますし(*2)。
(*1)スクラムなんかは「プロジェクト反省会?そんなもん遅すぎるわボケ」と切り捨ててますけど(笑)。
(*2)等と思うのは酒一切受け付けない下戸だからの発想なんでせうか。荒れ狂う上司同僚を見て幻滅すること幾度となく。
ただし、上でも挙げました通り、肝心の個人自体がボロボロの状態で反省会とかレビューとかやったところで機能するのか?意見なんか出てこねぇんじゃねぇのか?というのは確かにありますです。この辺は非常に悩ましいところ。どーせ何も覚えちゃいねぇんだから酒飲んで忘れちまえーおりゃー!となってしまう心境にも同情できてしまうだけに辛いところだったりするのですが。
でもさ、現実問題として起こった問題とその吸い上げ、解決策の模索と試行・・・これやらない限り永久にデスマなんか駆逐できない、というのは確実にあると思うんですけどね。現にこれが今までできなかったからこそ今の「崩壊」がある訳ですし。いい加減ここらで食い止めないと。
・・・と本来であればここで「アジャイルなら!」とか「XPなら!」とかを宣伝文句のように出すと美しいと同時に胡散臭くなるのですが(笑)。まぁここでは危機感煽るだけ煽って後は読み手さんにお任せすることにしておきましょーか。事例出すのめんどいし。疲れてるし。コラ。
でもね。冗談抜きな話で、もうケツに火はついてると思うぜ?
このままじゃデジタルドカタなんて差別表現が揶揄されるばかりか定着する一方だもん。もう既に頭脳流出は始まってると思うし(できるヤツからどんどん壊れていく)、これじゃあ新たな頭脳流入も望めません(できるヤツほど近づかない)。
こっから変えていかないと、ホントどーしよーもなくなるぜ?
と煽ってばっかりいると自分に降り返ってくるんだよなぁわはははは。
笑ってる場合か壊れるぞ>俺。