働けるのに働けない
・・・・という訳で。どうゆう訳なんだ俺。1年3ヶ月放置しておいて一番最初に出てくる言葉がそれか俺。
まぁ落ち着いて落ち着いて。順番に順番に。
えっと、既に本編ではアナウンスさせて頂きましたが、無職期間約10ヶ月を経まして、社会人復帰することになりました。今度のお仕事もPG/SEです。あんだけ酷い目にあってまだ懲りないかてめぇはという声もあるかと思いますが、安心してくれ。俺もそう思う。をい。
まぁ現実問題考えると、すっぱり諦めて新天地目指すより過去の資産使い回して立ち回る方が、餓死しないで済むっつーのが大きかったんですけどね。ミもフタも無いけど。
あともう一つ、大きな理由がありまして・・・。それが1年3ヶ月振りにしゃしゃりできた理由でもあるんですが。
理由については諸般の事情でお話しすることができないのですが、一般の正社員さんのようにフルタイム(一日8時間、週40時間)働くことが物理的に不可能になってしまいまして。時短勤務やフルフレックスのように相当勤怠の緩いところでないと勤務できなくなってしまったんですわーな。勿論残業なんてもっての他。
となるとさぁ。未経験で異業種異職種言われたところで、無いっつーのそんな会社。あるとすればパートか派遣かアルバイトか。それこそ某自動車工場の期間工が、冗談ではなく現実的な選択肢になりかねんと。
それじゃあ過去資産売り込んで、なんとか時短とか在宅とか、そーゆー方向で動いた方が現実的じゃん、ていうかそれしか選択肢無いじゃんってことで、あーだこーだとのたうち回っておりました。幸いにして勤怠緩めで、業務内容とスキル指向が(ある程度)一致するであろう某社さんに拾われることになりまして。やっとこさメドがたったということで、こーやってキーボードを叩いてる次第でございます。
で、その気になる緩い勤怠とやらですが。大ざっぱには「11:00までに出社すれば可」「日によっては17:00または18:00で帰宅可(事前申告制)」「休日スライド可(例:土曜→水曜)」その他諸々といった感じ。本来の就業規則に例外付け加えまくってもらって、とりあえず週30から34時間、月にして120から130時間程度勤務できればいいという事にしましょう、という契約になっております。一般の約3/4、最前線で体張ってる方々の半分以下の勤務時間といったところですかね。ある種一部の方には夢のような契約と思われるのかもしれません。
もちろん代償はありますよん。年収は新卒1〜2年目の見習いさんと同程度に落ちますし、それでいて即戦力前提ですから成果も求められます。シビアっちゃあシビアっす。ただどのみち残業前提で成果求められても「物理的に無理」「だったら俺をクビにして他の人雇ってくれ」としか言えなくなってしまいましたので、捻出可能な時間の中で何ができるか、つーのをこれまで以上に見極めていかねばならないんだろーな、と思っております。まぁここはいらん知恵いっぱい持ってますから。なんとかいなしていきませうといったところです。頑張ろうとは口が裂けても言いません。頑張ったら潰れます。をい。
で。話は一気に切り込むんですが。
今回の再就職活動、必然的にフルフレックスもしくは時短勤務ができる会社を探すことになったのですが、非常に困難を極めました。まぁ予想通りっちゃあ予想通りなんですが、そもそもそれらを認めている会社が全くって言ってもいい位に存在しない。
だって私一人だけじゃ埒あかないので某会社頼りまして、スタッフ総動員でローラー作戦かけてもらいましたもん(笑)。それでも無いと。そうですねぇ。せいぜい100社に1社あればいい方なのかもしれないですねぇ。そっから更に条件に合うのを探すとなると・・・1000社に1社あるかないか、なのかもしれません。相当期間、この現実には打ちのめされておりました。
推測するに原因はふたつあって。まずは私が身を置く名古屋商圏の特殊性ですよね。某自動車関連を筆頭に製造業が軒並み連なってますから、必然的にプロジェクト常駐の仕事が多くなる。ていうかそればっかしになる。まぁ基本的に常駐仕事でフレックスが許される現場って、私の知る限り聞いたことが無いっすね。私自身は常駐から足洗って早幾年ですけど、自社では認められても、常駐先が認めてくれないから結局定時出社から終電まで・・・なんて事例も嫌っちゅー程遭遇してきました。締め付ける側の話はいっぱい聞く一方で、逆はとんと耳に入らず。改善される見込みも現状全く立ってないってことで、結局は選択肢から外れてしまうことになったってのがひとつ。
もうひとつ。こっちは全国的な傾向だと思うんですけど、もはやフレックスとか時短って言葉自体が、ほとんどの雇う側にとってネガティブなキーワードとして認識されているのかなぁと言うこと。こーゆー単語を口に出すだけで露骨に嫌な顔をする経営者さん人事さんも少なくない模様。これはまた別の某所から聞いたんですが、以前はフレックスや時短で募集していたけど、廃止して定時制に移行した・・・という企業が随分と増えたんだそうです。多分痛い目見たんでしょうねぇ。寝坊を正当化されたとか、サビ残連発した挙句に労監から突き上げ食らったとか。
統括すると、まだまだ世の中は「長時間働けないヤツは雇う価値無し」ってのが圧倒的な多数派を占めてるってことなんでしょうなぁと。短時間しか働けないヤツは派遣かパートでもやって飢え凌いでろワーキングプアと。そこまで言ってねーだろ>俺。何はともあれ世間の荒波は厳しゅうございます・・・。
と、さっくりと流す訳にはいきませんで。これってかなりシビアというか、組織なり企業なり業界なりが、相当硬直化して、身動き取れなくなってるってことなんだよなぁ、ってことを思わずにはいられません。
やっぱり全般的には大きいところも小さいとこも、揃いも揃って人手不足だそーでして。求人広告も人材紹介も、相場は上昇する一方らしいと。それこそ単価2倍3倍なんて話もあるらしいと。それでも人来ないと。「応募が来ない。応募が来ない・・・」とblogで呪符を呟く社長さんがいて、その一方でスキルなんざ関係ねぇ名前が書けたら即採用な人身売買業者さんがいて・・・と随分カオスな模様を呈してますと。
ただねぇ。ここにミスマッチが存在していることに気が付いてないのよね。
人欲しい欲しいとは公言しつつもハードルは言う程下げてないんですよ。というのも、初心者歓迎未経験者歓迎とスキル面のハードルはどんどん取っ払う一方で、時間とか精神力とか体力とかに関しては、かつてない位にハードル上がってる。ていうかもはやハードルですらねぇよ!棒高跳びのバーだよ!これ飛べる頭脳と体力備え兼ねた人材なんて日本にいねぇよ!ていうか世界探してもブブカは100人いねぇよ!みたいなことになっちゃってる。それじゃあいくら宣伝に金注ぎこんだところで応募来る訳が無いよなぁ。むしろ優秀な人程見切りつけて他業種に活路求めるよなぁ・・・てな思いを抱いたことが度々ありましたね。
でね。こっからは私個人の勝手な願望も入り交ってしまうということで。ちょいとブレてしまうのをご了承くださいってことなんですが。
- 働ける時間に物理的制約がある人(病気、出産、育児、介護、遠距離通勤その他諸々)
- 物理的制約は無いけど、ライフワークバランス等を考えて、一定時間内で働きたい人
既にある程度の経験があって能力も持ってるのに、長時間orフルタイム働けないだけの理由で門前払い食らってる人達って。実は既に相当数に上ってんじゃねぇ?この層に、今現在働いてはいるけど、現状にウンザリしてる人/脱出したい人等を含めると、下手すりゃこっちの方がマジョリティになってしまうんじゃねぇ?なんてことも考えてしまう訳で。
ということは。言い方悪いですけど「こーゆー人達」を如何に拾い上げるか、何如に使いこなせるかってのが、これまで以上に重要になってくるんじゃないのかなぁ?ていうか、これができない企業から脱落淘汰されていくんじゃないかなぁ?なんてことを考えてしまうんですね。8時間なら8時間。5時間なら5時間。各個人が持ち合わせることができる時間をどーやって積み重ねていくことができるか、の勝負/競争に変化していくと。
少なくとも、これまでの残業休出徹夜前提な根性論が(短期的には蔓延していても、長期的には)破滅崩壊に向かっていくであろうことは目に見えて明らかですし。ちょい前に巷で業界が魅力的か絶望的かなんてやってましたけど、もう現状そんなこと言ってる場合じゃなくなってて、とにもかくにも人材確保始めないとどーしようもねぇんじゃねぇとこまで来てるんじゃね?つー思いもある。となれば、「こーゆー人達」を呼び水にすることでシフトチェンジってことを考え始めてもいいんじゃないかな?つーか考えなればならないんじゃね?
まぁシフトチェンジしたらしたで万事うまくいくって程、甘くはないのも承知ではございますが。試行錯誤繰り返す必要もあるでしょう。先祖返りも発生するでしょう。ただこの世の中の流れも早いですから。もうチャレンジしないと間に合わないってところまで来ているのかもしれませんなぁ、とは言っておきたいと思います。信じる信じないは御自由にどんぞ。後は任せた(誰に)。
まぁそんな訳でして。久々に隔離棟書いたら疲れた(^^;;;;。私は私で1時間で何が出来るのかってのを試行錯誤していきたいと思います。
んではこの辺りで。皆様の人生に幸あれ。ではではー。
なんだそのいかにも「これが最後の文章です」的な〆は。
・・・まぁそうゆうことで。ごにょごにょ口ごもりつつ終了。ていうか逃亡。
今後どーするか考えてないだけなんすけどね。