「インターネットラジオのつくりかた。」

パソコン編集編


 <マエフリ>

 つー訳で無事今回の放送分がこのビデオテープに収められました (収録の雰囲気とかは書き散らしに書いたのでそちら読めれ)。 あとは流れ作業だもんね〜パソコンに垂れ流して.raファイルに叩っ こんで終了〜。おっつかれ〜。

 「ちょっと待った。」

 へ?

 「この2、3行の意味がわかんない人かなりいると思いますっ。」

 ・・・・・あ、そか、ごめんなさい。つーか、録音機材の説明 終わっちゃったら気が抜けちゃって・・・・ふわ〜(欠伸)。

 「頼みますよ〜、案外重要ポイント多いですから。それに、 たとえ録音機材が多少チープでもここでリカバーすることも 可能ですから、ちゃんと説明しましょうよ。」

 あーい、つー訳でパソコン編集編始まり〜。

 「ところでなんでこんな細かい会話わざわざ載せます?」

 ん?そりゃ何かワンクッションおかないと本編書く気がしな・・・・バキッ! (後頭部にバット)


 <全体の流れ>

 では真面目に(だったら最初からそうすれ>俺)。

 一口にパソコンに取り込む、といっても細かく分けると 結構なフェイズに分かれます。

 書き足していくとこう。

  1. サウンドボードを介してビデオからの音をパソコンに流し、.wavファイルを作成。
  2. .wavファイルから余計な空白やNGなどを削除。
  3. と同時に最終的な音量レベルや高音・低音といった細かい部分の微調整。こうして 最終的に.raファイルを作るための最終マスター.wavファイルを作成。
  4. .wavファイルを.raファイルに変換。
  5. 最終的にできあがった.raをチェック。問題がなければ手頃なサイズに分割。
  6. インターネットにアップロード。
 うへ〜確かにようけあるわ〜。

 「流れさえつかめば難しいことじゃありません。片手間にできます。」

 うーい。その言葉信じて順次説明お願いします〜。

 なお、この先の説明はRadio13が使用している以下のソフトに 合わせて説明します。

<使用OS>Windows98
<.wav作成・編集>CoolEdit96(海外製の音声編集ソフト、$50のシェアウェア)
<.ra変換>Real Encoder3.1(RealMedia社提供のフリーウェア)
<.raファイル切り分け>Real Encoder5.1付属のRealMedia Tools(同上)

 これらのソフトは以下のサイトからダウンロードできます。

Cool Edit96
http://www.syntrillium.com/cooledit/index.html

RealAudio Encoder 3.1
http://proforma.real.com/mario/tools/encoder31.html?wp=798tools

RealEncoder 5.1
http://proforma.real.com/mario/tools/encoder50.html?wp=798tools

 あと、今回は取上げませんけど、一応これも。

RealProducer G2
http://proforma.real.com/mario/tools/producer.html?wp=399tools

 その他のソフトでも基本的にはあんまり変わらないと思うけど。 その都度補足していく形でひとつ。

 で、すいませんが当方Macは未所有のためサポートできません。 でも作業としての流れとして掴む目的でしたらこれでも参考には できると思いますので、端折りつつ眺めてみてください。


<.wavファイル生成>

 まずは、マスターの音をパソコンで扱えるデータに変換しなきゃいけません。 そのために土台となる.wavファイルを作成します。

 ・・・・・なんで.wavファイルに一旦落とすのかな?いきなり.raには 落とせないのかな?

 「Real Encoder3.1では、ファイルからでしか.raは作成できません。 5.1ではできますけどね。」

 う〜ん、そうですか。んじゃ5.1使ってしまえばいいのに。

 「でもこのあと編集しますから。このマスタ、NGとか空白とか、そのまんま 録音してますよ。」

 あ、そういえばそうだ。

 あと音を編集することに関していえば、.raファイルよりも.wavファイルを いじくった方が絶対に効率がいいです。理由は簡単。CoolEditを始め .wavファイルをいじくるためのソフトが圧倒的に豊富だからです。 考えてみたら.wavってベタファイルの音版(画像ファイルで例えると.bmp)だもんね。 ま、その辺のところは次のフェイズで。

 んじゃ、生音を.wavファイルに変換します。ここではCoolEditでの.wav作成方法を。

 マスター音源(Radio13で言えばビデオデッキ)からサウンドボードの LINE IN端子(MIC IN端子でもいいか)に線つないでから、CoolEditを起動、 <FILE>→<NEW>を選択して、左下のRecordボタンを押せば、 そのままデータ変換録音モードに入ります。

 その際にオプションを選択しなければならないのですが、項目として 迷いそうなのは以下の2つ(スクリーンショットあり)。

 ひとつはサンプリング周波数(Hz)。1秒間に音を記録する回数で CD音質同等では44100Hz(1秒間に44100回)です。当然ながら数字が多ければ 多いほど高音質・ファイルサイズ大。

 もうひとつは量子化方式(ビット・方式)。ビット数は1回のサンプリング に使うデータの大きさ。こちらも同様に数字と音質・ファイルサイズが比例。 一方のデータの圧縮方式には「PCM」「μ-law」「A-law」などが存在しています。 圧縮方式に関しては素直にPCMを使った方がいいようです(こちらは保存時に選択)。

 「ウチでは、22050Hz・16ビット・モノラル・PCMで.wav変換しています。」

 とのことですので、とりあえずサクッと真似しちゃうのがいいのでは ないでしょうか。

 ここまで設定してOKを押し、ビデオデッキ再生して音をパソコンに送り込めば、 どんどん.wavファイルを作成してくれます。もし取り込みしてても波がうにうに 動いてなかったらどっかでパソコンの設定間違ってますのでちゃんと 確認しましょう。

 所用時間はマスターの録画時間と一緒。30分番組なら30分、 75分なら75分。まんまです。

 *その他のソフトについて。

 ちなみにRadio13ではここからCoolEditを使っていますけど、同様に 長時間録音&波形編集ができるソフトに ヤマハの「Wave Editer TWEv2.15 for Windows95」というのもあります。 フリーウェア。 http://www.yamaha.co.jp/xg/utility/utility.htmlから入手可能ですので、ご参考まで。

 あとは定番ですけど、オンラインソフトの宝庫ベクターから探してもらうかですね。「マルチメディア→音声編集」に フリー及びシェアで.wavを扱えるソフト結構ありますので、 こつこつ当たってみるのも手でしょう。


<空白部の削除&音源の微調整>

 上の流れでは2つに分けて書きましたけど、ここではいっしょくたに 説明します。というのも2つとも結局は「.wavファイルを編集する」ことに 変わりないからなんですね。

 ここでCoolEditのスクリーンショットをご覧ください(画像サイズがでかいので別ファイルにしました)。

 このミミズ食ったような波の数々が実際にパソコンに取り込まれた音。 これを目で確認しつつ、必要な作業をこなしていく訳です。

 具体的には、
 「5分20秒から45秒まで無音やらかしてしまったので削除したい」
 「18分25秒から38秒までの音量が異常に低いので上げたい」
 といった作業が目視しつつできるということ。

 例えば上の削除の例を使うとすれば、時間軸の目盛りやタイムカウンタ (画面右側に表示されてます)を参照しつつ、画面をスクロールさせます。 無音が続いていれば、波形が波を打たず、死人の脈拍の ように棒になってますから(イヤな表現だな)ターゲットの場所は 目視できるでしょう。

 「パソコン上での作業をスムーズに行うために収録時にNGメモを 残しておくことをお勧めします。」

 だそうです。

 始点から終点までをドラッグ選択することで、該当箇所が青の四角で 囲まれます(スクリーンショットあり)。この辺はワープロとかの選択範囲指定と全く一緒ですね。 ここで「再生」ボタンを押すことで、「選択範囲聞いて確認する」ことも可能。 この選択箇所を消すので間違いが無ければ「Edit」→「Delete」で削除。 あっという間にその部分が消え失せる、という寸法です。 もし失敗したらUndoを使えば復元できますから、焦らずにひとつひとつ 作業していきましょう。成功したらセーブはこまめにね。Windowsを 使う以上強制終了は常に意識しましょう。

 CoolEditの場合、部分削除にせよエフェクト効果の挿入にせよ、 上の作業で大概の操作が共通して行えるってのは強みですね。 わかりやすいわ。実際私もCoolEdit初めて触ったんですけど、 操作覚えるのに10分かかりませんでしたよ。 英語版しか存在しない関係上ビビッてしまう人もいるかもしれませんけど 単語も簡単だし、臆することはないと思うよん。

 いや〜いい時代になったもんだねぇ。昔だったらテープ何回も ダビングさせて辻褄あわせるのがやっとだったのに。ん、いつの話だ。

 「んで、冒頭でも言ってた録音機材の不利をリカバリーする手段なんですが。」

 あ、はいはい。

 「CoolEditの使い方完璧にマスターできれば、結構なことできますよ。」

 例えばこのスクリーンショットご覧ください。

 なんか点があって、それが線で結ばれてますね。うーんなんやら 意味はよくわからんが・・・これって?

 「これエフェクター(たくさんある機能のうちのひとつ)になります。 これいっこでもかなり細かい所まで 音の微調整できますよ。ハードの機材でこれ買おうと思ったらウン万 いくんじゃないです?」

 ・・・・・すごいなぁ(実はあんまり理解できてない)。パソコンいっこで 今はここまで行けるんかい(おぼろげにしか理解できてない)。

 「だから極端な話、こっちで腕に覚えがあるならばラジカセ直結録音でも 結構聞ける音になると思いますよ。」

 という訳で腕に覚えのある皆さんはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 本当だったらもっと詳細にCoolEditの説明したほうがいいのかも しれないけど、あえてこの辺に抑えておこうと思います。 音声編集ソフトはCoolEditだけではない、というのもありますしね。

 *その他のソフトについて。

 その他同系統の編集ソフトとしては、シェアウェアとしては同じく海外製の GoldWave(http://www.goldwave.com/) がありますな。55$。

 国産の市販ソフトは・・・Sound Forgeとかありますけど・・・・高い(\75000-)・・・。

 あとは同じくベクターからこつこつと オンラインソフトを組み合わせていく方向、ですねぇ。 ソフトウェア全般に自信ある人でしたら、これでもなんとかなると思う。

 一方、あんまりソフト慣れしてない人は、CoolEdit一本に絞ってマスター する方が早いと思いますよ。いろいろ編集ソフト試行錯誤して、 値段と性能、操作性で最後はCoolEdit選ぶ人多いみたいですしね。

 ちなみにCoolEditに限らず音声編集ソフト全般の情報に関しては、サーチエンジンで MIDI、DTM関係などの単語を絡めつつ検索するのが一番手っ取り早いと思います。


<.raファイルに変換>

 つー訳で.wavファイルも作成しました。いよいよ佳境。.raファイルの作成 で〜す。ここまでできればもうほぼ完成に近いんですよ。

 ここで行う作業は至ってシンプル。Real Encoder3.1を立ち上げる。 入力側に先程作成したファイルを選択。出力ファイル名を打ち込み、 オプション選択をして、エンコード開始。

 スクリーンショットもご参考に。

 あとはひたすら待っていれば.raファイルができあがりま〜す。

 んじゃ.raファイル作ってる間にいくつか質問。まず。Radio13さんは RealPlayer5.0以上対応ですよね?なぜエンコーダは3.1なんです?

 「至って単純です。エンコーダに関しては(G2を除き)ほぼ上位互換 なんですよ。3.1でも5.0用のファイル作成できます。」

 ですって。3.1の操作体系に慣れてるからこっちを使ってるってのも あるそうです。実際、3.1、5.1、G2各種のエンコーダを見比べてみました けど、3.1が一番わかりやすいです(ボタン少ないし)。

 次。これ読んでる人にとっては一番気になることであろう、転送レート と上限周波数なんですけど、これについてちょっと。

 「それじゃまずは転送レートから」

 転送レートとは時間軸にどれだけのデータを送信するか、という数値。 当然ながら、転送レートが高ければ音がいい代りにデータ量が多い、 逆に低ければ音は悪くなるけどデータ量は少なくていい(モデムユーザでも 大丈夫)、という関係が生まれます。

 転送レートが2倍(8kbpsから16kbps)になれば、送信必要サイズもほぼ2倍 になるってことですな。この辺は比例関係。わかりやすい。

 「一方の上限周波数ですけど」

 上限周波数も音質に関わる数値やね。拾える音の範囲が広がる分、音も よくなる、代償にファイルサイズも・・・・

 「ファイルサイズは誤差程度。あんまり変わりません。」

 あらら?私の勘違い?

 例えば(経験的に)インターネットラジオで使われている転送レートは 16kbps。その中で上限周波数は次の中から選ぶことができます。

 この4タイプ。上にあるヤツの方が音はいいと。でも ファイルサイズには劇的な差はないんだって。

 「ですので上限周波数に関しては自分が聞いて聞きやすいものを選ぶ、 という方針でいいと思います。声主体か音主体かによっても変わりますね。 主観でいいと思いますよ。」

 との回答を得ました。ちなみにRadio13の選択した転送レート&上限周波数は、

 です。御参考に。

 あ、そうそう。肝心なこと聞くの忘れてた。これらの設定、エンコードする バージョンによってファイルサイズって差出ます?

 「こと音声に関して言えば、同一転送レート&上限周波数ならばファイル サイズも似たようなもんですよ。」

 ふむ。つーことはなおさら、RealAudio3.0以下でエンコードするメリット が大きくなるなぁ。忘れちゃいけないぞ。RealPlayerは下位互換。 RA3.0エンコードファイルはRA5.0でも聴けるけど、RA5.0エンコードファイルは RA3.0では聴けないよ。これがとんでもない差になるってのは理解できるよね。

 さて、いろいろ聞いてる間にそろそろ.raファイルできあがることですね。 75分の.raファイルで25分〜30分、が目安ですか。

 「今はそうですね。パソコン買い替えましたんで。」

 ・・・今・・・。てことは以前は?

 「75分のエンコードに5時間かかりました。」

 うわ〜!激し過ぎ!!ソフトは同一とのことなんで純粋にパソコンの 処理能力ですね。今のパソコンはK6-2-350MHzのメモリ64M、 前のパソコンはAm5x86-133MHzの32Mとのこと(あ、私のパソコンとほぼ同等だ)。

 ほぼ1/10か。ここまで劇的にスピードに差が出る例も珍しいな。 ま、エンコードという処理自体がCPUを酷使するものだから わかるけど(計算の連続だもんね)。パソコン雑誌とかは ベンチマーク例として紹介記事に付け加えてくれるといいよね。

「ですので、ことインターネットラジオ作るに関してはパソコンは 速い程大吉!」

 ありがたいお言葉でした。

 ついでだから極私的な補足を。確かにAm5x86とK6-2でこんだけ 差が出るのはわかるような気がします。でも今既にCerelonやPentiumII、 K6-2などを使ってるユーザが「じゃあPentiumIIIやK6-3にしたら更に処理時間 半分になるか」といったら私は疑問符付けます。1.3倍から1.5倍出れば いい方なんじゃないかなぁ。「1分1秒でも縮めたい」人ならともかく、 既にそこそこのマシン持ってる人だったらそれほど急いでマシン性能 上げる必要はないと思いますよ。だってもったいないもん(もっとも 3ヶ月経てば別物がこの世界の常だから、その辺はおおざっぱに見ておいた 方が吉よん。今世紀中にクロック数4ケタ突入かとも言われてるしね)。

 あ、.raファイルできた〜。お疲れさま〜。


 <.raチェック&分割>

 最終的に生成された.raファイルをとりあえず聞き直してみて変なところが ないかどうか確かめましょう。基本的には.wavで編集したところとかを チェックすればそれでいいと思います(.raファイルは圧縮ファイルてのが 理由ですな。もし圧縮の段階で失敗したなら、できた.raファイルそのものが 聞き取れない代物になってるはずだよ)。

 作成されたファイルが1Mとか2M程度で終わるならこれで作業は終わりです。 でも、Radio13の75分.raファイルは約4〜5M。これをモデムユーザに ダウンロードしろというのは結構酷なんですな(特にHTTPプロトコルからの ダウンロードって結構失敗するよ)。

 つー訳でこれをダウンロードしやすいように分割しましょう。ちなみに分割前の .raファイルはちゃんとバックアップとして別個に保存しておくように。

 分割に使うのはRealMedia Tools。これ、Real Encoder5.1をインストール するとオマケとして一緒にインストールされます。「なんでエンコードは3.1で やってるのに紹介に5.1が出てくるんだ?」と思った方、これが理由なんです。

 RealMedia Toolsは今から説明する分割と、同一レート&上限周波数の 複数の.raファイルの結合をやってくれるベンリなもんです。ちょっとしたミスだけ だったら、いちいち再エンコードすることなく、カット&ペーストができる 訳ですから覚えておいて損はないと思います。

 RealMedia Toolsを起動すると、上下ふたつのウィンドウに分かれた画面が 現われます。これ使って作業してみましょ。ここは箇条書きの方がわかりやすいかな。

  1. 作成元(先ほど作成した.raファイル)をドラッグして上側画面に 放り込みます。
  2. 画面にファイル名とかが現われますのでそこで右クリック。
  3. 「Copy」を選択。
  4. ダイアログが現われるので、From、Toの時間を設定して(事前にどこで切るかの 時間を見ておく必要がありますね)OKボタン。
  5. 下の画面にマウス動かして右クリック。
  6. 「Paste」を選択。ダイアログは無視してOKボタン。
  7. 下の画面にファイル名とかが現われるので、もう一度右クリックして 「Save As」。名前変えて保存する。
  8. 以上を分割ファイル分繰り返して完了〜。
 こんな感じ。スクリーンショットも取っておきました。あとは各々いじくってみてください。

 「いっこだけ注意。転送レートと上限周波数によっては実際に 設定したのと違う時間でファイルカットされてしまうことがあります。 切れ目に関しては念のために確認することをお勧めします」

 一度覚えてしまえば目をつぶってでもできる(言い過ぎ言い過ぎ)んで、 さくっとやってしまいましょ〜。

 ちなみに結合は、

  1. 結合したい順番に上の画面にドラッグ&コピー。時間は無視してOK。
  2. 下画面で右クリック、ペースト。時間はソフト側で計算してくれるのでそのまま。
  3. ファイル回数分繰り返して保存。
 によってできま〜す。分割ファイルこれでつなげてから聴くとイチイチパソコンの 前に座って起動する必要なくなるからリスナーにとってもベンリな機能です。 以上耳寄り情報ですた。

 <インターネットへのアップロード>

 ささ、ついに.raファイルできました〜。あとはアップロードだけ〜。 FTPでアップしてサーバ設定してかんりょ〜。

 なんですが。

 申し訳ないんですけど、この項に関してだけはここには書けません。 というか書いても意味ないんですよね。

 というのも、.raファイルに関してはプロバイダのサーバによって 管理方法がすっげぇまちまち。という訳でここについては素直に契約 している各プロバイダに問い合わせしてください。大抵の場合は、 プロバイダが作ってる説明書なりWebなりにやり方等書いてあるはずですから、 それに従えば問題ないと思います。

 「その際、契約してるサーバがPNMを扱えるかどうか、見ておきましょう。」

 PNMってのは、RA5.0からサポートされている送信形式のひとつ。 それに対して通常ブラウザからダウンロードする時の送信形式、 HTTPプロトコル。このふたつがあります。

 で、もし契約プロバイダがPNMをサポートしているならば、迷わず PNMも選択するべし(注:筆者の主観です)。というのも、PNMはストリーミング の際に受信情報も一緒にやりとりしてくれるため、早送りや巻き戻し、 途中からの聞き直しがすっごく便利。一方のHTTPプロトコルによる 聞き直しは拷問に値します(10分早送りすると10分待たされる)。

 ですので、もしPNMがあった場合にはこちらを選択した方が聞き手の 利便となる訳です。 (現実にはPNMを物理的に受信できない状況もあるので、HTTPプロトコルと 平行して聞き手で選択できるようにしておくのが一般的になってますね。 PNMも万能ではないです。)

 無事アップがすんだら、基本ですけど、お手持ちのブラウザで聞けるか どうかチェックしましょうね。せっかく作ったのにタグのつけかた間違えて 誰も聞けない、では悲しすぎますから。


 つー訳でパソコン編集編、終了っす。

 細かい単語とかでわかんない箇所もあったかもしれませんけど、ひとつの 単語にこだわって止まるよりは、思い付きでぽんぽん進んで、概略を おさえた方が習得も速いと思いますよ。

 習うより慣れろ。大丈夫大丈夫。


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