その集まりに意味はあるのか


 今回の元ネタ→。「1泊2日の合宿でプロジェクトの成功率は変わる」――専門家が提言(ITPro)。

 読むにはITProの登録が必要かもしれません、必要無いかもしれません。どっちだろ。調べろよそれ位>俺。

 それはともかく。プロジェクト初期の1泊2日合宿の推奨、ですか。

 確かに効能があるのは認めましょう。デマルコ師匠も言及してるし(ピープルウェアp.183、スパゲティディナーの効果)、体験的にも、確かに一度膝突き合わせておくことで後々やりやすくなるってのはわかる。

 ただし条件がある。耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ。

 平日使ってやれ。絶対に土日祝を使うな。

 休日使う位ならやらない方がマシ。

 街宣カー乗っ取ってでもここは主張させてもらうぞ(犯罪です)。

 やらかしてしまうパターンとしては3つあって、「金曜夜〜土曜」と「土曜朝〜日曜」、そして「金曜夜〜日曜」なんですけど。どれもこれもうまくいかない事が多いんですよね。というかうまくいかなかった。過去形。

・「金曜夜〜土曜」:金曜夜は懇談と称しつつ酒飲んでおしまい。土曜日朝からやってたとしても酒残ってるから何話しても右から左。実質有意義な時間となりうるのは午後の数時間だけ。タチの悪いことにこの数時間だけで合宿全体を「有意義」と判断しがち。

・「土曜朝〜日曜」:メンバーにしてみたら休日潰されるだけなので、モチベーションはゼロまたはマイナスのところから始めなければならないし、プラスにもなりにくい。合宿始める前の「コミットされていない状態」の方が動きやすい、とメンバーに判断されかねない。土日に稼動実績を残すことで、常態的な「休出体質」を作ってしまう危険もあり。

・「金曜夜〜日曜」:最悪のパターン。上2パターンの数少ないメリットを打ち消してデメリットは増幅。メンバーの時間食いつぶしてるだけ。研修というよりは監禁。

 私の過去の記憶に頼るなら、大抵こんな按配です。この程度ならまだ半日会議室借り切ってたほうがマシ(それはそれで問題だけど)。「とはいえ仕事もあるしなぁ・・・休日なら上司の承認も取れるだろうし」等と誘惑にかられる気持ちはわかるんです。でもそこで妥協してプロジェクトメンバーに時間を犠牲にさせる時点で、既にプロジェクトは負けの一歩を踏み出してるんです。

 それがプロジェクトに必要なことなら、正々堂々と平日に「仕事」としてやりなさいって。それが「仕事」としてやる価値のあることなんでしょ?

 

 ・・・・・・しまったな。飛ばして書いてたらもう書きたいこと全部書いちまったい。終わっていい?こら。

 まぁこの辺はこれまでも本編で散々書き散らかしてますけど、基本的には研修だろうが合宿だろうが勉強会だろうが、土日や深夜等、就業時間外の時間使って人集めて何かさせるってこと自体に断固反対、というポジションを取ってます。

 理由単純明快。頭入んないもん。ただでさえ週5日フル労働で疲れきってるってのに何が悲しゅうて休日返上までして頭詰め込まなきゃならんのだ喰われるために太らされる牛や豚じゃあるまいし。大体わてらが詰め込もうとしてるのは脂肪じゃなくて知識なんですから。試験の一夜漬けと同じで1日寝てたら忘れちゃうのが関の山ですって。ぜーんぜん意味ありません。何回でも言ってやる。てめぇがわめこうが叫ぼうが怒り散らそうが、その集まりに意味なんか無ぇ!

 とか言ってると「そんな向上心の無い輩に用は無い。今すぐ去れ」とか言ってくる大馬鹿野郎がいまだにいっぱいいるんですよねぇ。ヤツラ駆逐専用のバルサンとか作ってくれませんか金鳥さん。フマキラーさんでも可。

 勉強するって行為自体と、集まるという行為自体に相関関係なんか無いってことに早く気付けっての。ほったらかしにしようが首に縄つけてひっぱってこようが、やるヤツはやるしやらないヤツはやらねぇ。そんだけの話だっての。そんなところに無駄なエネルギー使ってる暇があるんだったら別のところに使え!それでも拘束時間と能力が比例するって言うんだったらいっそのこと刑務所の中にソフトウェア会社作っちまえ!ふざけんなボケナスが!

 え?飛ばしすぎ?こほん、それは失礼した。

 でまぁ誤解のないようにフォローいれておきますが(始めにそれをしろよ>俺)、例えば上司だの会社だの関係無しに「やりたいからやる」ってのは全然オッケーなので念のため。

 むしろこの辺は二極化していくんじゃないのかな?と思ってます。好奇心野心その他諸々に曳かれて貪欲に知識を吸収していく人と、「食べる」「使う」ために必要最小限の知識を厳選して吸収していこうという人。

#私は多分後者。趣味に生きる人は大抵こっちでせう。

 この両者のスタイル、時間的配分ひとつとって見ても明らかに違いがあり過ぎるのは今更言うまでもないですもんね。それぞれが己の価値観。それを否定される謂れは無いし、それこそ罵倒しあってたところで何も産み出さない。

 ただ不幸なのは、どっちを切り捨てても、システム構築自体がうまく回っていかないであろう、ということなんですよね。それ位頭数足りてないんだし。今居る人だって体力の順番に潰れていく一方なのが現状な訳ですし。

 なので結局は組織の中で「両方のスタイルに適合する」やり方をして、互いの主張を緩和してくしかないんだと思います。業務の上で「覚えないと絶対回りません」てなことは、それを業務として平日の中に組み込んでいく。それ以外の知識欲とかは休日に活路を見出す(そのためにも業務が休日を侵略しないよう心がける)。こんな具合で。

 前に話した「フルタイムとパートの共存」と似た構図が、案外こんなところにもあるのかなぁ、なんてことを思ったりしました。まる。


<蛇足>

最後に「1泊2日研修」をうまく回す私なりのTIPSを。平日開催を前提とした上で。

ま、参考にするしないは勝手にすれ。どうせ書きっぱなし。それを言うなそれを。


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